屋上に芝生などの植物を植える屋上緑化は、建物最上階の断熱効果を高めるとともに、太陽光の照り返しや蓄熱によるヒートアイランド現象を防ぐことにも役立ちます。屋上に土を盛るとなると、水を含んで重量がかさみますが、最近では、薄くて軽量の屋上緑化用専用シートが登場し、ここに種をまいて植物を育てることで手軽に屋上緑化ができるようになりました。都市環境を良くし、冷暖房効率も高まり、二酸化炭素を消費する屋上緑化は地球環境にも人の生活にも良いエコ対策です。
◆日本ハム2―4ソフトバンク(8日・札幌ドーム) 佑ちゃんに突然の異変が起こった。日本ハムの斎藤佑樹投手(22)が8日、ソフトバンク戦(札幌D)に先発したが、左脇腹の痛みを訴え1回を3者凡退に抑えながら、10球で緊急降板した。軽度の筋挫傷の疑いで9日に札幌市内の病院で精密検査を受ける。梨田監督は出場選手登録の抹消を明言。開幕から先発ローテを担い2勝をマークしている黄金ルーキーが、思わぬアクシデントから入団後初の「ファーム生活」を送る。
地元のファイターズファンのどよめきが、札幌ドームに響いた。2回のマウンドには、ボールを手にした吉井投手コーチがいた。公式戦4度目の先発登板となった斎藤が、ベンチから出てこない。梨田監督が石山球審の元へ歩み寄ると、多田野への投手交代がアナウンス。本拠地に集った3万4269人の観衆から深いため息が漏れた。
完璧な立ち上がりに見えた。初回、先頭の川崎を、この日最速となる137キロのツーシームで二ゴロに打ち取ると、本多は遊ゴロ、松田は左飛に仕留めた。だが、投球フォームに本来の力強さがなく、直球は1球も投げなかった。スライダーやカットボールなど、持ち球の変化球全てを駆使してどうにかしのいだのが実情だった。
1回のマウンドを降りると、異変に気付いた吉井コーチに問われ、斎藤は初めて左脇腹に痛みがあることを明かした。「100%の力で投げられないのに、点を取られてチームに迷惑をかけられないです」と試合後、悔しさをにじませた。
悲劇は、試合前のブルペンで起きていた。最後の1球を投げた瞬間、未体験の痛みが体を襲った。「左脇腹は初めてですね。激痛とかではなく違和感程度です」。福島チーフトレーナーは「少し(押されると痛みが出る)圧痛があるのと、投げる時のひねる動作で痛みがあるようです。軽度の筋挫傷の可能性が高い」と説明した。9日に札幌市内の病院で精密検査を受け、想定通り程度が軽ければ、抹消されても鎌ケ谷行きにならず、1軍に帯同しながらリハビリを行う予定だが、最低1試合は2軍戦に登板させる。
梨田監督は「軽めの痛みと聞いているが、1度外すということは(斎藤本人へ)伝えた」と9日にも出場選手登録を抹消することを明かした。開幕からここまで、3戦に先発し2勝を挙げた黄金ルーキーにとっては、2月のキャンプイン後、初の2軍降格。指揮官は「肩や肘ではないのが救いだね」と投手にとって致命的なけがでないことをプラスにとらえた。
昨季、同じ左脇腹痛を訴えたケッペルは17日後に再登板を果たしており、約2週間での復帰が見込まれる。「違和感なので問題はないと思います」と軽症を強調。「外れるということで、申し訳ない気持ちです」と無念の離脱に唇をかんだ。早実時代からいくつもの困難を克服してきた佑ちゃんが、不屈の闘志で再び逆境を乗り越える。
◆主な脇腹の故障例
▼村中恭兵(ヤクルト) 5月1日の阪神戦に先発したが、初回2死一塁で患部に違和感を覚えて途中降板。「右脇腹の肉離れ」で全治4週間と診断された。
▼沢村拓一(現巨人) 中大4年時の昨年7月25日、世界大学選手権に向けたオープン戦(対JR東日本)に先発も、3回途中に左脇腹肉離れで降板。日本代表を辞退したが、9月5日の東都大学秋季リーグ・青学大戦で救援し、6回1/3を1失点。自己最速タイの157キロをマークし復活した。
▼内海哲也(巨人) 昨年4月22日に左脇腹を痛めたが、25日にキャッチボールを再開。ファームでの調整登板は挟まず、登録抹消から最短復帰となる5月2日の阪神戦に先発し、5回途中5失点。
▼松井秀喜(現アスレチックス) 巨人時代の99年7月27日、オールスター第3戦で左飛を打った際に右脇腹を痛め、後半戦初戦の30日広島戦でスタメン落ち。9回代打で登場したが、連続フルイニング出場は574試合でストップした。途中出場を続け、8月10日のヤクルト戦で10試合ぶりに先発復帰。
◆佑のアクシデント
▼発熱 早大の練習に合流して1か月後の07年2月10日、40度を超える高熱で練習を欠席。07年7月の日米大学野球(米国)、08年11月の大学日本代表候補合宿(松山)でも熱を出した。09年2月にも風邪をひき、早大の練習公開が急きょ中止になった。
▼打球直撃 早大2年春の明大戦(08年5月)で、4回にライナーが右太ももを直撃。病院で検査を受け、右大腿(たい)四頭筋外側部打撲で全治約2週間。
▼ストレス性腹痛 名護キャンプ中の2月18日に下腹部にウミがたまる腹痛を発症。同20日に登板予定だった練習試合ヤクルト戦(雨天中止)を回避した。症状は重くなく、26日のロッテとのオープン戦(名護)で実戦復帰した。
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